炉心溶解の危機
おばさん
◆ 福島第一原発 3号機 =爆発の瞬間=

福島第一原子力発電所 燃料棒一時全露出!

福島第一原子力発電所 2号機

東京電力は14日夜、福島第一原子力発電所2号機で、原子炉内の冷却水が完全に失われ、燃料棒が全て露出して冷却できない状態となり、緊急事態として地元福島県に通報したと発表した。

これまで安定していた2号機炉内の圧力が急激に上昇し、冷却水を循環させるポンプの燃料がなくり、停止していることに気づいた。その後、数位が下がり始め、燃料棒の露出が始まった。

海水の注水作業を再開したが、水位の低下は止まらず、14日午後6時22分燃料棒全体が完全に露出した。

同午後9時42分には水位が上昇したものの、依然、燃料棒が2メートルも露出する危機的状態が続いている。
この状態が続くと、燃料が溶け出す炉心溶解の最悪事態を招く緊急事態となった。

14日午前11時過ぎには、隣接する3号機建屋の上部が吹き飛ぶ水素爆発が起こり、東電社員や陸上自衛隊員など10数人が負傷被爆した。

1、3号機の水素爆発より深刻な事態で、炉心溶解によって大量の放射性物質が大気中に漏れる可能性もある。

高濃度の放射性物質(15日午前9時に正門付近で毎時1万1930マイクロシーベルトを記録)

■東京電力福島第1原発3号機建屋付近で15日、検出された毎時400ミリシーベルト(40万マイクロシーベルト)の非常に高い放射線量について、水素爆発で飛び散った3号機原子炉建屋の残骸や、使用済み燃料プールの水など高濃度の放射性物質が原因となった可能性が高いと発表した。

同原発敷地周辺の放射線量は、15日午前9時に正門付近で毎時1万1930マイクロシーベルトを記録。その後、午後3時半時点では毎時596.4マイクロシーベルトまで低下した。

経済産業省原子力安全・保安院によると、福島第1原発は1〜3号機とも、原子炉圧力容器への海水注入が続いている。15日午前に格納容器の圧力抑制室が破損したとみられる2号機の炉内水位は、同日午後1時時点で、核燃料棒の上端より1.7メートル低いところまで回復した。

また、15日午前に火災を起こした4号機原子炉建屋内の使用済み燃料プールの水の冷却機能が働いておらず、通常40度程度の水温が14日未明の段階で、84度まで上がっていたことも分かったが、 15日夜の会見で、4号機は同日、午前6時14分に爆発音がした後、北西側の壁に8メートル四方の穴があいているのを確認したと報告があったことを明らかにした。

深さ約8メートルの同プールには、783本の燃料が入っている。現在の水温や水位は不明だが、高温のままだとプールの水が蒸発して核燃料棒が露出、損傷に至る恐れもあるという。

このほか4号機と同様に運転停止中だった5、6号機でも、使用済み燃料プールの水温がわずかに上昇しているという。

福島第一原発3号機爆発の瞬間
福島第一原発3号機(爆発で白煙を上げる衛星写真)
=ABCニュースより=
福島第一原発3号機衛星写真
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