リ ビ ア ・ カダフィ大佐 率いる政府軍の拠点へ 多国籍軍の空爆開始

19日(日本時間20日未明)、安保理決議に基づき仏英米など多国籍軍が、最高指導者カダフィ大佐率いる政府軍の関連拠点への攻撃を開始した。

街頭テレビの中継をじっと見守っていた市民数千人が「フランスの攻撃開始」のニュースが流れた瞬間、歓喜の声を一斉にあげた。 涙を浮かべる者、抱き合う人々や祈りをささげる姿もある。リビア・コールの後には「フランス」「サルコジ」の連呼もこだました。

一方で、爆撃を見る市民には複雑な思いもある。「独力で市民革命を達成したかったが、(政権側と)兵力の差があった」と残念そうだ。だが「国際社会のカダフィ政権への攻撃は残された唯一の選択肢だった。これでようやく政権側と反体制派の形勢は五分になった。リビア全土の和平はまだ先だ」と気をひきしめた。

2011年3月20日

リビア政府軍の拠点へ 多国籍軍の空爆開始 =フランス空軍戦闘機= 
フランス軍戦闘機
リビアへ多国籍軍の空爆開始
米ミサイル駆逐艦からリビアに向け発射される
巡航ミサイル「トマホーク」=日本時間20日未明=
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■ フランス軍の戦闘機 カダフィ大佐率いるリビア政府軍に攻撃を開始

リビアへの武力行使を容認した 国連安全保障理事会決議に基づき 設定された リビアの飛行禁止区域内を偵察飛行していたフランス軍の戦闘機が 19日午後(日本時間20日未明)、カダフィ大佐率いるリビア政府軍に攻撃を加えた。

中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、反体制勢力の本拠地、ベンガジ近郊でリビア軍の戦車4両がフランス空軍機により破壊されたと伝えた。

攻撃対象の多くは地対空ミサイルの発射拠点などで、飛行禁止空域確保のためリビア上空を飛行する多国籍軍機への脅威を取り除く狙いがあるという。軍事作戦には米英のほかにフランス、カナダ、イタリアが参加していると報じた。

安保理決議に共同歩調を取ることを決めた欧米、アラブ諸国がリビア軍へ攻撃したのは初めて。

カダフィ政権側は、反体制勢力への軍事行動を続けており、今後、リビア国内で欧米、アラブ諸国側とカダフィ政権側との攻防が激化するとみられる。

国連安保理決議の採決で棄権した中国とロシアは、多国籍軍によるリビア攻撃に遺憾の意を表明した。
中国外務省は、「中国は一貫して国際関係での武力行使には賛成しない」とする談話を発表。「情勢ができる限り早く回復・安定し、武力衝突の拡大で民間人の死傷者がさらに増える事態を回避するよう望む」と指摘した。

ロシア外務省も19日、一般市民の被害回避と速やかな攻撃停止を求める声明を発表した。
ロシアのロゴジン駐北大西洋条約機構(NATO)大使は、リビア攻撃が「紛争の拡大と制御不能の連鎖反応につながり、北アフリカや中東地域全体の過激主義を助長する」と警告した。

また、ロシアの軍事専門家は、リビアには旧ソ連製の地対空ミサイルが配備されているが老朽化が進み、攻撃国の最新兵器に対抗できないと指摘。カダフィ体制の終幕は時間の問題との見方を示した。

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